昭和34年から受け継ぐ、お菓子づくりへの思い。

昭和34年から受け継ぐ、
お菓子づくりへの思い。

やまさきやのはじまり。

終戦から14年。日本各地で戦後復興が進み、日本経済が元気になった昭和34年。「旬彩菓匠 やまさきや」は、当時「やまさき屋」の屋号で出雲市大津に誕生しました。当時はまだメジャーではなかった「粒餡」の桜もちを売り出し、一躍人気商品に。
当時は「やまさき屋といえば桜もち」と呼ばれていたそうです。現在も時代の変化に合わせ、改良を続けながら、初代の桜もちの味は受け継がれています。

伝統と変革の歩み。

二代目の山崎博幸は、京都で和菓子と洋菓子を学び、地元出雲に戻ってきました。京都で学んだ技術と初代から受け継いだ、伝統のお菓子つくりへの思いを取り込み、洋菓子も本格的に販売し始めます。その後、2000年に二代目として、妻と「やまさき屋」を受け継ぎます。またその際に屋号を「旬彩菓匠 やまさきや」と改め、四季折々の食材でお菓子を作り、「お客様へ四季の移り変わり、旬の香りを楽しんでいただければ」と、季節のお菓子をはじめました。

試行錯誤を繰り返すこと十数年。現在のラインナップに固まりましたが、今もなお、その季節に仕入れることができた果物で数量限定の洋菓子を作るなど、二代目のお菓子へのあくなき探求は続きます。現在は三代目の山崎達博夫妻が二代目と共に店に立ち、やまさきやを営んでいます。親子夫婦二代で、その時に仕入れることのできた上質な果物や厳選素材を使い、新たな限定の菓子を作るなど、意見を出し合いながら、互いに助け合いながら、日々お客様に喜んでいただけるお菓子つくりに励んでいます。

これからのやまさきや

今、旬彩菓匠やまさきやは、三代目への世代交代の時。三代目夫婦はこう語ります。「祖父、父の代から通っていただいているお客様に、しっかり満足していただけるよう、味で伝えていきたい。」と。また、創業からの伝統を守りつつも、お菓子を使ったイベントや食の楽しさを伝えることのできる取り組みなど、新たな挑戦も考えています。お菓子はお菓子自体が主役ではなく、召し上がっていただく人の過ごす時間を彩る名脇役です。親子で、おじいちゃんおばあちゃんと、友達と、好きな人と。大切な人と召し上がっていただきたいので、やさしい甘さで素敵な時間を彩る、そんなお菓子作りを目指していきます。

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